眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

急にすべてがばかばかしくなった

今この瞬間、家からそっと抜け出して、深夜バスに乗って、遠い遠いところへいく想像をして自分を落ち着かせている。スマホの電源は切って家に置いていく。持っていくのは財布とWalkmanだけ。できれば北のほう、東北の森のほうへ行きたい。家にこのままいると、寝て明日が来て、また会社に行かなくちゃいけないから。

 

 

同じことを繰り返すことに飽きた。成長しない自分がどうでもよくなった。今のこの面白くもなんともない日常を続けるくらいなら、もう普通を、安泰を壊したほうがいいと思っている。だって、これをあと数十年も続けるなんて、頭がおかしくなりそうだから。

 

 

そんな妄想を頭の中で擦り切れるまで続けても、どうせ私は自分の家の布団で寝ることにする。意気地がないから。現状が嫌だというのに、現状にしがみつこうとするから。現状維持が嫌いなのに、必死になって変化が起きないことを望んでいるから。

 

 

一瞬の狂気で自分の人生が変えられる。一瞬の判断ミスで自分の人生を狂わせられるという、幸せな現実。

 

 

いつまでもだらだらとこの生活を続けるなんて、もう私には無理そうだ。いつまだたっても覚えられない仕事、先輩に左右される一日のスケジュール、もう四年も勤めているのにこの有様はないんじゃなの?

 

 

苦しいのか、悲しいのか、自分が感じている感情がよくわからない。ただ、心が死んでいるのだけはなんとなくわかる。ものすっごく泣いたことが最近ない。それと同じように、ものすっごく笑ったことも最近ない。

 

 

何もないふりをするのに飽きました。限界です。白旗をぶんぶんとここで振っております。誰か気付いてくれませんか。振っている本人が誰にも気付いてほしくないように、そっと旗を振るのを諦めたのを誰か見とがめてくれませんか。

 

 

結局一人、一人で私は生きていく。誰かと二人三脚で歩くような、そんな器用な真似はできなかった。これからもできる気がしない。

 

 

会社以外どこのコミュニティにも属していないのに、出会いなんてあるわけないじゃん。なのに、新しい人を求めて必死になっているけれど、それを悟られたくなくて平然としたふりをしているのって本当に馬鹿じゃないか?

 

 

今になって、あのときああしておけばよかったと思うことが頭の中をぐるぐるぐるぐる回っては消え、回っては消えを繰り返していく。消えるなら、いっそ永遠に消えてしまえばいいのにな。

 

 

体が健康じゃないのも、破滅的願望を推し進めている要因なのだろうか。長期間に及ぶ風邪、歯痛のせいで体はくたくたになっている。ご飯もろくに食べれなくなって、「不健康だと、こんなにも心が寂しくなってしまうんだ」と身をもって感じた。

 

 

ああ、明日何もかもが好転していないかな。そういう甘い考えを抱いているだけで実行に移そうとしないから、何も変わらないことも重々承知の上さ。

 

 

もういっそ、堕ちてしまおうか。