眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

117日目「突き抜けろ」

「俺の前でぶつぶつ喋るんじゃねえ!!」

 

先輩Aが電話で客先と話していたときに、先輩Bが吼えた。 仕事中に私語でべらべらべらべら喋っている、 あの先輩Bが吼えた。私はただ、「 やっぱりそういう人間なんだよな。 自分で自分のマイナスポイントを盛大にアピールしてどういう神経 をしているんだろう?」と、 歯痛でつかれきった身体をすっと軽くした。

 

 

貯蓄額が去年と比べて著しく減少して、けっこう堪えている。 お金が減っているのは私がお金を使ってちょこまかと遊んだせいな ので、全ての責任は私にあるのだが、 そこまでお金を使った実感がないから狐につままれた気分である。 私の支出額を増やしているのは、ライブと本と昼食と旅行で、 それ以外には殆どお金を費やしていない。 服なんて肌着と下着と靴下をたまに購入するぐらいで、 上着とかパンツとかそんな大それたものはここ3年近く購入していない。自分を着飾ったところで、 といった諦観があるわけではない。 単にファッションに興味がないだけである。 もう少しライブに対しての興味をファッションに向けることが出来 たらよかったんだけど、生まれてこの方「 めっちゃおしゃれをしたい!!!!!」 という絶大なる渇望を抱いたことがないので、 今後も何かの拍子が起こらない限り、 服はじみーなままで行くんでしょう。 こんな感じになってしまったのも、 おそらく対人が苦手でひとりでいることが多く、 着飾る必要がないからだろう。 という寂しい推論を小脇に抱えて今日も歩く。

 

 

現在の職場では定型業務はなく、 先輩から振っていただく仕事で一日をやりくりしていかなければい けない。そのため、 一日のスケジュールを当日になってもうまく作成できないというこ とが多々あり、思っている以上にその状況は苦痛である。 経理の頃はよかった。伝票を見る、 という作業を毎日することができるので、 それをやっているだけでなんとな~ く仕事をしている気分に浸れた。それに、 それ相応の格好もついていた。しかし、営業に配属されて、 先輩から「今日の仕事は特にないよ」と言われることがよくある。 そういう時に「じゃあ、帰っていいですか?」 と全力で答えたくなる。だって、 職場にいたって何もすることがないし、 何もしていないのは想像以上に格好がつかないし、 とても居心地が悪いのだ。なので、 家に帰って自分のための勉強をしてみたい。ああ。なんで今日、 私は会社に来たんでしょうね。そういえば、 コピー機に紙を補充したっけ。もう、4年目も後半戦なのに、 なんでこんな状況なんだろうな。

 

 

朝に流す番組はNHKに限る。 民法の番組は派手な効果音を沢山使ったり、 どうでもいい芸能情報を巻き散らかしていて、 起き抜けのぼけっとした頭には刺激が強すぎる。 NHKは静かでいい。地味な国際ニュースを、 静かな声で伝えてくれるので、 ぬるっとした頭を徐々に仕事モードに変えていくには最高である。 しかし、垂れ流している情報が地味すぎて、 眠気がぶり返して布団にダイブしたくなる。 以前はテレビなんかつけず、無音で朝は過ごしていた。 どうせの空き時間なら世間で起きている良き悪きことを知っておき たい、 ということでここ三ヶ月でテレビを朝に流すようになったが、 まあ、今後は、静かな環境音でも流して、コーヒーでも飲んで、 ユーガに過ごそうかな。

 

 

今日は本当にすることがなかった。暇すぎると人間、 ろくなことを考えない。死なない程度の忙しさが欲しい。 適度に自己承認欲を満たしてくれるような仕事の質と量さえ頂ける のなら、不平不満は漏らさないように気をつけますんで。だから、 適度な仕事を私にください。

 

 

昨日に引き続き、 Kindleの文春セールにのめりこんでしまった。 リストをだらーっと眺めていたら、 小説とノンフィクションで面白そうなものがいくつか散見された。 節約するためにはここで本を買いたい欲望をぐっとこらえ、 図書館で本を予約し、 自分の番が来るのを辛抱強く待っているべきなんです。でも、 借りたところで2週間で本当にその本を読みきれるのか。 借りた本を何度手付かずのまま返却してきたことか。 本を予約する労力、図書館に行く労力を考慮したら、 本を買ってしまったほうがいいし、 身銭を切って買った本のほうが真剣に読むです。 これは長年本を読み続けてきて実感したことです。しかし、 最大の難点は「本を買ったことですっかり満足してしまう」 ことで、 買ったっきりほったらかしてきた本が今まででいくつあることか。 想像するだに恐ろしい。優先順位で一番優先度が高いのは「 買ったのに読んでいない本を読むこと」で、「 だらだらと読みたい本を買うこと」ことは二の次なんです。 そこを履き違えてしまっているから、 こんなにも積読本が増えてしまっているんです。しかし、 購入金額の半分がポイントで還元されるのはとても魅力的で、 私の頭の節制を司るぶぶんを知らぬ間に麻痺させてしまうんでしょうね。何度やられたことか。そして、 これからも何度やられることやら。はあ。

 

 

<購入した本> 

 

数字を一つ思い浮かべろ (文春文庫)

数字を一つ思い浮かべろ (文春文庫)

 
ベスト・オブ・映画欠席裁判

ベスト・オブ・映画欠席裁判

 
脳科学は人格を変えられるか? (文春文庫)

脳科学は人格を変えられるか? (文春文庫)

 
宇宙が始まる前には何があったのか? (文春文庫)

宇宙が始まる前には何があったのか? (文春文庫)

 
制服概論 (文春文庫)

制服概論 (文春文庫)

 
原始人 (文春文庫)

原始人 (文春文庫)

 
荒野 (文春文庫)

荒野 (文春文庫)

 

 

 

 

 

誰かに無条件で褒められたい。起きたら「よく起きたぞ! えらいえらい」、ご飯を食べたら「 しっかりと栄養補給を摂ることができたね。すごーい」、 通勤をしたら「寝るという選択肢があったのに、 よく頑張ってここまで来れたね。えらーい」、仕事が終わったら「 さあさあ、こんなところから一秒も早く抜け出そう。 本当に君はすごいね」、お風呂に入ったら「 とてもめんどくさいことをするなんて、 君は将来大物になりますな」、韓国ドラマを見ていたら「 自分から積極的に異文化を理解しようとするなんて。 向上心がすごーい」、音楽を聴いていると「 やかましい音を長時間聴くなんて、君は本当に辛抱強いな」、 お布団に入って寝る準備をしたら「 こんなに早い時間に寝ることを選んだ君は、確実に成長するよ」 という風に妄想してみたんですけど、 これでは嫌味にしか聞こえないな。普段、 人を褒めることをしていないから、 どうやって褒めるのが最適なのかがよく分からない。 人を褒めるなんて高等芸能、 私はこれまでの人生で身につけてこなかったんです。 これからは上司をヨイショヨイショして昇進していかなければいけ ないので、例え嫌でも他人を褒めないといけない。ああ、 もう会社辞めて社会からドロップアウトしようかな。 十分に君はこの社会で頑張った。さっさと遁世しようか。

 

 

遅ればせながら、今からZeppへ。銀杏BOYZちょっと待ってて。

 

16,014歩