眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

103日目「救いようがない馬鹿だな」

風邪を引いた。先週、喉がムズムズしていたのでえんえんとのど飴をなめてあげたら落ち着いたので油断をしていた。寝るときの格好が半袖長ズボンに軽く上を羽織るスタイルで、少々寒さを感じながら「これ以上着ても汗をかくからな」と言い訳をしていた。仕事中は緊張しているせいか少ししか咳が出なかったけれど、家に帰って体が弛緩したせいだろうか、咳が結構な頻度で出て辛い。ちっぽけな部屋を見渡しても風邪対策の代物はなかったので、夕飯をかきこんでトネガワをちらっと見てから、外に出た。

 

返却期限ぎりぎりの本を詰め込んで、久しぶりに自転車で風を浴びた。自分の力で歩くのとは違うスピードで進むのって、こんなにも気持ちいいのだ。ささっと本を返し、ドラッグストアで風邪対策の諸々を買い込んだ。こういった出費は地味に痛いけれど、ここでけちって風邪をこじらせて、会社を休んで欠勤になったほうが痛いので、なんとか堪えた。そのあとにいつものスーパーで水2L×6を買って、家に帰った。

 

買ったうがい薬で徹底的に喉の雑菌を取り払い、のどスプレーでしゅしゅっとしてしまうと、幾分か体が楽になった。どうせプラシーボ効果だと思うけれど、それでも体が楽になると本当に落ち着く。普段はあまり気にしないけれど、健康な体ってとても大切で、かけがえのない財産なんだな。お母さんありがとう、健康に生んでくれて、とぼんやり思っていた。

 

最近は仕事で外に出る機会が多く、充実した日々を送っている。今日はセミナーに出て意気揚々としていたが、話のレベルが高すぎて、こんなことを平然とやってのける社会があったんだな、今の会社でひーひー言っている私は井の中の蛙だったんだ、と思い知らされた。異様にレベルの高い世界があるということは、その手の本を本屋で横目で眺めていたからなんとなくは分かっていたつもりであったが、いざ目の前にすると怯んでしまうし、自分と対比して嫌になってしまう。そういった経験を生かし、社外でもがんがんに勉強をして上へ上へ昇っていけるような向上心があればいいのにね。家に帰った私はすぐにふにゃふにゃしてしまって、仕事の事なんて一切考えたくなる。録り溜めた韓国ドラマをにやにやしながら見ているとき「ああ、私はちゃんと生きている」と感じる。そのような時間が一日に最低でも1時間はないと、人生が嫌になってしまう。

 

昨日発売したSIX LOUNGEのミニアルバムを聴いた。相変わらずに切ない声でやりきれない気持ちを歌にぶつけるよな、惚れ惚れするよな、とあほみたいな感想を抱いた。来年に確かライブのチケットを取っていたので、それまでには彼らの曲を口ずさめる程度には聴きこんでおかないと。とは思うんですけど、聴きたい音楽が多すぎて、すぐに渋滞を引き起こしてしまう。最近は朝の通勤時にクリープハイプの「泣きたくなるほど嬉しい日々に」を聴いて心を落ち着かせて、帰りに髭の「STRAWBERRY ANNIVERSARY」を聴いて恍惚とした気分に浸っている。ピロウズの「REBROADCAST」だって毎日三回ぐらいは聴きたいし、FINLANDSを聴きこみたいし。それに、そろそろMewのライブがあるから聴きこまないといけないし。一日の間で「音楽を聴く時間」というものを音楽好き限定でボーナスタイムとして用意しておいてほしい。毎日毎日、そこそこ大きい音量で音楽を聴いているから、私の耳はたぶんけっこう馬鹿になっているんだろうな。人の声が聞こえ辛いとき、その人の声の小ささよりも自分の耳の悪さにいらだちをぶつけてしまう。大きな音の聴きすぎで悪くなってしまった耳はよくならないらしいから、音楽を聴くのは控えなくちゃいけない。って分かっているけれど、音楽を聴くことはやめられない。それをやめてしまったら、私は生きることが嫌になって人生を考えて破滅するだろう。私の代わりに音楽が真剣に人生を考えてくれるから、私は毎日平然の生きてのけれるのだ。こんな狂った世界で生きていくには、大好きな音楽で自分自身を全身武装しないと、とてもじゃないけどやっていけないよ。冷静に考えてしまったら、生きることなんてばかばかしいことだって気づいてしまって暗い気分になってしまうから。そんな怖い思いはしたくないから、親に辛い思いはさせたくないから、私は今日も音楽を狂ったように聴き続ける、明日も明後日も、来月も来年も、音楽を聴き続けて生き延びて見せる。

 

明日晴れるといいな。

 

 

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ブランドが偏っている