眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

61日目「あと一日」

人が急に怖くなった。

 

何も疑問を抱くことなく群衆に紛れて生きてきた。でも、隣に存在している人間が何を考えているのかどこまでいっても分からない、という事実に気づいてぞっとして怯えを感じた。にこにこしているあの人は誰かを殺したくて殺したくてしょうがないかもしれない。僕にすごく優しくしてくれている先輩は僕の事をとても軽蔑してて、腹の底で醜いことを考えているかもしれない。隣に立っているこの人は、僕が電車の揺れでぶつかったことに腹をたてて、僕の事を殴ろうとしているのかもしれない。他人の考えていることなんて想像しないで生きてきたから、というよりもしたくなかった。だから、いまさらそんな恐ろしい事実に気づいてしまって、不必要に緊張している。こんなこと考えても何も得しないのに、そうだってわかっているのに一度そっちのモードに入ってしまったらなかなか抜け出せないとうことは自分が一番よく知っております。ああ、早く人間を離脱したい。

 

 

人と話すことが怖いし、すっごくへたっぴになった。久しぶりに仕事で外出する機会があり、上司と一緒に外に出たのだが、こんなにも二人っきりでいるのってしんどいんだね。こんなにも身構えてしまうのは、私が上司に対して勝手に高い壁を建ててしまって、勝手に「嫌われたらどうしよう」と緊張しているだけにすぎない。たぶん、上司は私の事に対して興味なんてそんなないだろう。私が少し変なことを話したところで「こいつすっげえ変な奴だな、うわっ」とか思わないだろう(思わないでいてほしい......)。なのに、自分から話しかけたら変な空気になる→嫌われるという図式を勝手に作って、そのなかで勝手にもがいてる自分はいったい何なんだ?こんなにも他人の事が怖いのは、普段人と接していないからだ。きちんとコミュニケーションを取っているのはほぼ毎日のように電話をしている親と、週に1回だけ会う彼女ぐらいで、東京には知り合いがいない。知り合いはみんな地元に残ったし、地元に戻ったところですごくコミュニケーションをとるわけでもない。みんながわいわいしている中で、一人のんびりとその空気を楽しんでいるだけ。要はすごく受け身な人間なんです。そんな性格でも大学まではなんとか誤魔化してきれたんですけど、社会人になって、それも営業職になんてなってしまったからには、積極的に人とコミュニケーションをとらないとまずいことになるぞ。それは分かってる。すごく痛いほど分かってるよ。でも、そんな簡単には直せないんだよ。甘えだよ、甘えているんだよ。もう嫌だ。上司に「そういえば自分、自分から話を振ってきたことないな」と何気ない感じで言われ、その言葉がぐさりと刺さりました。趣味や知っていることがほとんど一致しない人とコミュニケーションをとることがほんと苦手だな。社会人になってだましだましやってきたけで、そろそろくたばりそうだ。一人でぽつねんと、黙々とやるような仕事したいな。コミュニケーションなんて取りたくないんだよめんどくさい。ってポーズ取るだけで、ほんとは人と楽しく話したいんだけどね、一歩が踏み出せない。

 

明日頑張って、早くお盆休みに突入したいです。

 

14,467歩