眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

地元の水族館

朝起きたら頭が痛かった。昨日、酒を飲みすぎたせいか、頭がずきんずきんとしていたのだ。それをまだ引きずっていた。頭痛薬を飲んで、自分の体を誤魔化した。

 

今日も雨だ。動物園に行きたかったが、この雨じゃ満足に楽しめない。仕方ないので、水族館に行ってきた。

 

前回行ったのが小学生の遠足だったと思うので、10数年ぶりの水族館だった。中の感じは全く覚えていなかったので、全てが新鮮だった。特に、イルカとシャチが野放図にされているところは圧巻で、ずうっと観ていられそうだった。ここで、ぼーっと魚を観てやんわりと年をとっていきたい。もう働くなんて茶番は繰り広げたくないのだ。

 

16時からイルカショーを観た。人間に飼い慣らされている感じをひしひしと感じて、頑張っているなあ、無理するなよと思った。少し寂しくなった。

 

最後にペンギンがぎゅうぎゅうに押し込められているフロアに行った。普段、動物園で見かけるペンギンはのんびりとしているが、そこのペンギンはとにかく威勢がよくて、ひっきりなしに動いていて「これは野生の感じを忘れないために動いているのか。それともこんな狭苦しいスペースに押し込められて、ストレスから過度な運動をしているのか」と疑問に思った。真ん中で堂々といちゃいちゃして、途中から接吻を繰り広げていた高校生のカップルは、儚げな刹那を体現していて、そのままどこかに飾っておきたくなるほどに鬱陶しかった。

 

帰りも電車で帰った。乗り換えもなく、満員でもない電車に乗れることの幸せを思った。これは今だけのことなんだ、東京に戻ったらこんなのは日常ではなかったんだ、と自分に言い聞かせた。

 

あと少しで地元を去る。