眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

7日目「レールに乗っかった人生」

今しがたうたた寝から起きた。すごく不安な気持ちになった。眠る前は呑気な気分だったのに。少しだけ寝て起きて、心が軽く解れたら私は不安になってしまった。

 

だいぶ今の職場に慣れてきた。書類作成とかの事務仕事は急に任されて、さほど説明もないままに急かされるのは嫌だけれど、それなりに過ぎていく。自分が気にしているぶぶんと相手が気にしているぶぶんが違ったりして、「え、こんなんでいいんですか」と思うけど、それはただ思うだけで顔には出さないようにしている。面倒なのは避けたいので、どちらの側にもつかないようにしている。人はほんとに他人の悪口が好きなのだ。

 

趣味が少ない。読書と音楽を聴くこと以外にこれといって大したことをしていない。それを気にする大人がいて、やれゴルフをした方がいいだのとお節介を焼いてくれる。趣味なんてものは誰のためでもなく自分が楽しい人生を送るためにするものであって、他人からあれこれと指図を受ける義務はない。とは言いつつも、みんな寂しいんだろうね、何かにつけて自分の趣味に他人を引き込もうとする。厄介きわまりない、放っておいてほしい。

 

先週は仕事でいっぱいいっぱいで、プライベートの充実とか日常のいやらしくて生々しいことを考える余裕がなかった。今はだいぶ気持ちが落ち着いて、いろいろと思考をめぐらせることができる。それが果たして幸せなことなのか、仕事に追いたてられて日常という恐怖に直面する機会が減ったほうがほんとは幸せなんじゃなかろうか。なんてくだらないことを考えてもみたりした。

 

気持ちいい日が続いている。仕事なんてほっぽって、どこかへあてもなく散歩に出掛けたいものだ。そんなことを思うのは決まって平日で、いざ休日がやってきたら「やれやれ、外に出るのは面倒だ。家で本でも読んでゴロゴロしていよう」なんて気楽な発想に身を委ねるのだ。そんな自分が嫌いになれない。なかなかに不器用な人間だ。

 

燃焼のための習作 (講談社文庫)

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7,698歩