眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

The Mirrazよ、もう一度

私のなかでThe Mirrazの二度めのブームが始まりつつある。

 

彼らに出会ったのは3rd「TOP OF THE FUCK'N WORLD」で、矢継ぎ早に繰り出される攻撃的な歌詞とまずまずの演奏に圧倒された。当時のめり込んでいたARCTIC MONKEYSみたいだな、と思ったら公然と「彼らのパクり」ですと言っていたので、逆にここまで正々堂々とやられると反論しようもなく、少しだけの間自分のなかで流行っていた。

 

このクソくだらない世界で 躁鬱病になったって
会社クビになったって アル中になったって
君に見捨てられたって 宗教にはいったって
借金抱えたって ハゲたって 生きていくんだ

「TOP OF THE FUCK'N WORLD」

 

生きているとたくさんのくだらないことに襲われる。そこでくたばるんじゃなくて、その苦しさに耐えて必死に生きていこうぜ!といった雰囲気を彼らの曲の節々から感じられて、当時日常がつまんなくてどうにもこうにも燻っていた私は「こんな音楽を欲していたんだよ」と小さくガッツポーズをしたものだった。

 

そのあともいろいろと音楽的な実験をしていて、EDMを大胆に取り入れたりしてたらしいが、彼らの作る世界観と私の求める世界観にズレが生じ始め、「観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは」あたりから興味を失った。

 

 

 

 

そのあとも彼らがコンスタントに活動しているのはネットの遠い遠い方から少しだけ聞こえていた。でも、私が求めるものは彼らのなかになかった。と、思っていたのだが。去年は取り分け物凄いリリースラッシュだった彼らが最後に繰り出した必殺技的なアルバム「RED JACKET」が私の琴線を揺さぶった。カッコいいじゃん。なんだよ、こんなにもカッコよかったのかよ、諦めないで聴き続ければよかったよと後悔してしまうほどにカッコいいアルバムだった。歌詞が秀逸なものが多くて、

 

くだらないよ 誰かの言葉なんてさ
評判なんてクソ食らえだね 無関係なものと何も変わらない
君が気にする必要なんてない
偽物が本物で本物が偽物さ
だからどうだっていい
そんなことはもうどうだっていい
とにかく全ては マジで どうだっていい

「DAWN」

 

とはいえさすがに我慢ばっかりじゃ体に悪いと思いませんか?
ムカついていい健康法 誰か編み出せ 僕がやりますか!?
ほら負け続けている人生にいっちょここらでサイナラかまして
怒り任せに物事進めよう 失敗作 それこそが人間です
完全なんて平凡さ だから 満点なんて0点さ
嗚呼 完全なんて平凡さ だから 満点なんて0点さ

「失敗作」

 

世界を支配してるヤツらを蹴散らしていく
金と権力 全て奪って 貧しさを教えてやる
苦しみを味わらせてやる
権力者たちに本当の地獄を知ってもらうぜ
理解ならいらない 迷いを生む原因
進むことが一番の大事であります

「迷いなし」

 

俺の勝ちは売れることだけど本当の成功は
その裏で誰かの心を救うこと たった一人でいい
だから君が勝つまでは歌う

「るーざー」

 

 

とにかく力強い歌詞が多くて、聴けば聴くほど曲の強度が自分のなかで強くなっていく。自分を外界のくだらないものから守ってくれる盾みたいものになっていく。とにかくカッコいいんだよ!

 

売れてほしい。彼らに売れてほしい。こんなにもすんばらしい曲を作っているのに、なかなか売れていないらしい。こういった音楽はなかなか受け入れられないのはなんとなくは分かるけれど、内輪だけでわーーっと盛り上がるのは寂しい。どうにか彼らの音楽が、寂しさでいっぱいいっぱいの人の心に届いて、支えになりますように。誰もがこの世界で戦っているんだよ。
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