眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

睡眠恐怖

昼間夕方にぐうぐう寝てたせいで、夜になって横になっても全然眠れなかった。そんなこと、たぶんものすごく久しぶりで、どうしたらいいのかわからなかった。一時間たっても眠れる気配が全然訪れないので、灯りをつけて本を読むことにした。最近は穂村さんのエッセイにはまっていて、図書館でどっさり借りていたのでそれを読んだ。何気ない言葉なのに、きりきりとした痛みを抱えていて、短い一編を読むごとに私の体力は削り取られていった。正直、こんなにも世間ずれしている人のエッセイを読むと、私との似たぶぶんが多くて、自分の人生を省みることが自然と行われた。つら。なんとか読み終わって、それでもまだ眠気が訪れないので、保坂さんの小説を読んだ。この本はいったいなにがどうしたいのかよくわからなくて、まあそこがこの本のいいところなんだけれど、そんなぶぶんを浮遊していたら眠くなった。4時前だった。いかに日中に体を動かすことが大切なのかを思い知った。そのあとは心地よい眠気を抱えて横になった。あっという間にはいかなかったが、こうして今起きてみて、眠れないことの痛みがこの世界にはあることを思い出した。彼女はまだ、眠っている。

 

もうおうちへかえりましょう (小学館文庫)
 

 

 

未明の闘争(上) (講談社文庫)

未明の闘争(上) (講談社文庫)