眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

誰が僕を知る?

僕は最近、自分のことがわからなくなってきた。こんなにも不完全な人間だったのか、もっと人のことを思いやれるような人間じゃなかったのか。ちっぽけな摩擦でいらっとして全部を無に帰してしまいたい願望つよくつよくて困る。苛立つ自分が嫌だ。そんな風に思っているだろうことを他人は知っているだろうか。彼らは彼らなりの解釈で僕を見ているのだろうけど、それと僕の解釈の差違は面白いほどにすごいものがあるのだろうと思うと一時は楽しくなるけど、一人でいる時間が長いと不快に感じる。一致するのはそれはそれで気持ち悪いけれど、離れすぎているのもちょっと......ってなってしまうのさ。ああ、風に吹かれながら一人でえんえんと歩き続けていた。この二日間は昔の人々の行為に疲れてしまって一人になりたかった。東京のあの突っ慳貪な雰囲気が恋しくなったのだ。いざ東京に到着したときの安心感はすんごく心地よかった。明日も頑張りまーす。とか言って頑張ろうという気持ちはとうの昔に捨ててしまった。あの日から僕は、変わってしまった。