眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

残業の向こう側

普段残業していない体で遅くまで働いていると、途中から叫びだしたくなるようなどうしようもならない気持ちに駆られる。たぶん、アルコールを飲んだときにまともな判断ができなくなるあれに近い状態になってしまう。ので、残業はしないようしないよう努めてきたんですけど、後輩のサポートのためにしなくてはいけないときがままありまして。それ半年前にきちんと教えたよね、毎回毎回聞いてくるのが失礼なことだって気付いている?いないよね、悪びれもなくへらへらしながら話しかけてくるってことは。大した仕事を与えられていないのに残業するこの身にもなってもらいたいものですよ。

 

労働していると、ときどき理不尽なことに見舞われる。そんなときは「これも給与のなかに入っているんだ」と自分に思い込ませることでなんとか心の平穏を保っているけれど、何度も何度もつまんないことに振り回されていると心の奥で沸々としている真っ黒い感情をぶちまけたくなる。ぶちまけたあとに拭う責任を考えると一時の気持ちよさに剥けないようにしているけれど、いつまで持つことやら。

 

 この忙しい時期でも読書は欠かさない。欠かせない。そこをはしょってしまうと生きている意味が無くなってしまう。ので読書だけは読書だけはなんとか死守している。といっても家に帰れるのが22時過ぎなので読書時間は一時間もないんだけど。その一時間足らずの読者がどれだけ自分を支えてくれているのか。最近は保坂和志の「未明の闘争」をちびちび読んでいる。脱線に次ぐ脱線で、まったく話が進まないかんじがたまらなく好きだ。スカッとした話よりも、これはいったい何が言いたいんだ(言いたいことはなくなった)とぐるぐる考え続けられるような話の方が後々の自分の糧になると思う。今年中までに読みきれるのか、また飽きてしまって投げ捨てるのかり今の勢いなら今月中に読み終わりそうで少しだけどテンションが上がっている。あとは早瀬耕の「未必のマクベス」が今年NO.1になるんじゃないかってぐらいの勢いで面白い。文章がまず読みやすい、それなのに読んでいるうちにどんどん深いところまで引きずり込まれてしまうこの快感は久しぶりです。何より明日も頑張っていきます。

 

未明の闘争(上) (講談社文庫)

未明の闘争(上) (講談社文庫)

 

 

 

未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA)

未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA)