眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

働くことってそんなに大切ですか?

悩んできたことが積もりに積もっても、何事もないかのように今まで見て見ぬふりをしてきた。それらにかかずらわっていることが不快だし、改善することはできないと思い込んでいたから、必死こいて逃げてきた。そのつけが今日の昼前に襲ってきて、半年前の時と同じ感覚に捕らわれた。全ては嘘*1みたいだ。冷静に考えることができないで、今ここから抜け出したいという欲望が目からだらだらと溢れてきて、もうだめだった。僕はどうしようもない、働くことに向いていない人間なんだと自分自身で打ちのめした。ここから離れることを想像したら心がスッと軽くなって、全てを投げ捨ててでも故郷に帰ることが望ましいと思えた。親の声を聞いて、自分の苦しみを吐露すると「早く帰っておいで、今すぐに。死ぬのは絶対にだめだから」と必死な声で言ってくれた。僕を想っている人がこの世界にいるということを噛み締めて、余計に辛くなってしまった。もうこれ以上前には進めないと思ったから、奴らの顔なんて一生を拝みたくねえと思ったから、親のメッセージは僕の将来を照らし出す明かりに思えた。そうすることはできた。全てをほっぽって、新幹線に乗って実家に帰って当分は家に引きこもっていたいと強く願った。それを想像するだけで今までの苦しみが嘘のように消えて、ほっと一息つけた。そうする選択肢は僕にはあった。でも、本当にギリギリのギリギリのところで、本当にギリギリのところで何とか踏みとどまって、すべてをうっちゃることを回避してしまった。果たしてそれが今後の人生にとっていい影響を及ぼすのかは分からない。ただ、午後からは今までの気負いがふっきれて、何を言われたとしてもそれはそいつの考えたことで、自分からそれに影響されようとしなければ恙無く時間は過ぎていくと腹を括れた。なんとか生き延びた。こんなんで、いいのだろうか。

 

*1:運の悪い男がひたすら無様に生きる夢を見ているかのようだ