眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

きみのまち

どこか遠くの、記憶の片隅にひっそりと佇んでいるその子は、こどもだった頃にぼくがよく遊んでいた子で。いつもいつも、飽きるまで遊び続けた大事な子で。そのときはその子がぼくにとっての世界で、どんなときも一緒にいてくれた。たのしいときもかなしいときも、ぼくに寄り添ってただ黙ってぼくの目を見つめていた。あの頃になにかできていたなら、今とは違う未来が待っていたのかな。そんなこと考えてもしょうがないのに、いつまでたっても空想の世界に浸っていたい夜。苦しいことはいつか忘れるさ。