眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

離れてみて初めてわかること

彼女が帰省して、私は一人東京の家でのんびりと昼を過ごしている。なんてのびのびとした時間なのだろう。彼女には悪いが、私は君といるときに不自然な気配りをして少し疲れてしまったようだ。しなくてもいいのに、彼女が不機嫌になるのがめんどうで、自分の心を圧し殺して優しいふりをした。それはね、君といつまでもいたいからと思っていたからだと思っていたけれど、そうじゃなかった。今まで短くない時間を二人で過ごしてきて、その時間を無駄にしたくないという浅はかな考えだったんだ。今、心から君のことを大好きだとは言えない。心が離れてしまったという言葉が当てはまる。そもそも、あのとき君に抱いた気持ちは本物だったのか。大学生なのに彼女がいないという焦りから必死になっていたから君を選んだんじゃないのか。そろそろ二人の間のことについて結論を出さなくちゃいけない。仕事から帰って来て、一人でのんびりと本を読んだりアニメを見たりしているときに君が帰って来て、今までやっていたことを止めて仕事で疲れきって不機嫌な君の機嫌を取るのがめんどくさくなった。仕事のことは私生活に持ち込まないで、私生活のことは仕事に持ち込まないでほしいと考えるので、上司も急に不機嫌になったりすると(自分の都合で周りにいやな気分を撒き散らしているんじゃねえよ)と思う。ちっぽけな人間なんだなって。まあ、仕事のことを私生活に持ってくる方がまだましか。自分だって仕事の愚痴を彼女に溢して慰めてもらっているんたから。そこは、まあイーブンだな。1つの考えなんだけど、二人の部屋が一緒だから、必然に一緒にいる時間が増えて自分のことばかりにかまけていると彼女は怒るんじゃないかと自分で勝手に思っているだけなのかも。そうだったら今まで書いてきたことは半分ぐらいは私のせいだから全部彼女のせいにしてしまうのは不平等だ。でもな、本当に本当に大好きだったら自分の時間を削ってでも彼女との時間を大切にしようという気持ちが生まれるのだろうけど、最近はそういうことを思わなくなってしまった。ということは、もう心が離れつつあるのだという証明になってしまうようで寂しい。早いうちに、彼女ときちんとお互いの気持ちを話し合う機会を設けて、ちゃんと意思の疎通行っておかなければいけないようだ。なんてひとりよがりな考えだろ、あほらし。

 

さよなら 君の声を 抱いて歩いて行く
ああ 僕のままで どこまで届くだろう

スピッツ「楓」より