眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

「過保護のカホコ」は神ドラマ

一時たりとも飽きさせない、徹底的に練り込まれた話の流れに身を委ねていると、ドラマってこんなにも面白いものなのだとしみじみしてしまう。12話ほどあるワンクールのドラマで毎回毎回底抜けに引き込まれるものなんてそうそうない。そもそも、最近の日本のドラマはつまらなくなってしまったと5年前から思っていたので、全然見ていなかった。「逃げ恥」でドラマの楽しさを思い出して、「フランケンシュタインの恋」でドラマを毎週待ち焦がれる感覚を思い出して、そして「過保護のカホコ」ですよ。星野源が曲を担当するということで見ておくか、と軽い気持ちで見始めたドラマなのですが、まあこれがすごいのなんのって。お父さんの演技の可愛らしさとか家族の暑苦しくて嘘くさいつながりだとか、ついつい頷いてしまう場面が多過ぎて首が疲れてしまう。でも、このドラマでの一番の強みは主人公であるカホコを演じる高畑充希の演技だ。大学も後半を迎えようとしている年齢なのにお前は幼稚園児かっ!とつい怒鳴りたくなってしまうほどに緩みきったあまあまのカホコが恋を通して少しずつ成長していく姿を全力で演じているその姿を見ていると、僕は物凄く今の生き方を見直したくなる。自分の心に嘘ばっかりついて、傷付くことさえも忘れようとしている情けない姿を変えたいのに変えられないならもうこのままでいようとする怠惰な自分が情けない。みんな何かしらで苦しんでいる。もがいている。それでも生きていることを続けていることを選ぶということに素直に喜びたいはずなのに、立ち止まって動けなくなってしまった自分があちらがわから見ている。僕はそれを見つめ直すことさえできずに、立ち尽くす。次回は真面目に感想を書きます。いやあ、本当にこのドラマは面白い。

 

 

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