眠たげな猫の傍で

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眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

猫はいつも眠たそうなふりをする

どっぷりと小説の世界に潜ってずんずんと前へ前へ進んでいく。何気ないあの人の言動が今になってこんなことと繋がっていたんだと分かったときの興奮、ページを手繰るスピードは物語が進んでいくうちにどんどんと早くなっていく。早く、早くつづきが知りたい、でも終わってほしくないという狭間のなかで小説のなかの彼らと目の前の問題に立ち向かったり、なにもしないでのんびりとしたり、孤独を噛み締める夜を過ごしたりする。何回も繰り返されるそれらの営みに意味はない、ただそこに人がいるだけ、それだけで充分なのだ。未来はどうなるのかは分からないけれど、過去は如何様にも変えられる。過去は真空パックされたものであるという説、あれは嘘だ。出来事なんて違う角度から見たら悲劇が喜劇になるし、喜びは即ち哀しみである。人の感情なんてものは幻想みたいなもので、そんなものは過信しない方がいい。あるのはただそこで物事が起こったというそれだけ、確かなのはまだ私の心臓は動いて呼吸は絶え間なく続き、明日も生きたいと思えるような人生にしていきたいということ。全力で人生を楽しんでいきましょー。涙なんか似合わないぜ。

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