眠たげな猫の傍で

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眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

替えは効かない

眼鏡が壊れた。約2年間使っていて、これからも活躍してくれるはずだった。朝の慌ただしい空気を歩きながら信号を待っているときに眼鏡が汚れていることに気づき、無理な体勢で眼鏡を拭こうとしたらボキッといやーな音がして世界が微妙に歪んだ。外して見てみるとフレームが割れてしまっていた。これはもう使えない。このまま行って歪んだ世界を眺めていたら酔ってくると思い、急いで家に引き返して同じ型の眼鏡をはめた。去年保険で買っておいてよかった。眼鏡というものはつけ初めはすごくよそよそしいもので、私はあなたのものになんかならないんだからと言わんばかりに着けていることに違和感を感じる。それがどうだ、一週間もしたら着けていることを忘れるぐらいに私に密着してくるのだ。薄情な奴だなと呆れながら親しくなった眼鏡と世界を眺めていくことになることを思うと胸が熱くなるわけではないが、ちょっと仲間みたいな親近感は少しはある。宜しくお願いします。

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