眠たげな猫の傍で

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眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

いつもいつまでもこれからも

小学生の頃はわくわくしかなかった。正確にはそりがあわない奴はいたし、そういう奴とのいざこざもあったはあったが、それを隠してしまえるほどのわくわくが毎日あった。ほぼ無条件にあるそのわくわくがどこから湧いてきているのか分からなかったし分かりたくもなかった。ただただそのわくわくを享受しているだけ、それだけで幸せだった。今思えば責任なんてなし、何かしでかしても大人が庇ってくれる、学校が終わったら友達と終わりのない遊びをひたすら続けるだけの生活、それこそが自由だったのだ。あの頃は幸せだった、今は......とは誰にも言わせない。今があるからあの頃があったし、あの頃のわくわくが今の私を生かしている。あの日感じた目に染みるほど強烈な幸福は今も心の奥でじんわりと持続していて、私を現実の辛さから守ってくれている、それが分かっているからこそあの頃のかけがえのなさを今もあったかい気持ちで思い出すことができるんだ。今はつまらない人生の一幕なんかじゃない、楽しめるように努力する場面なんだよ。たくさんの知識を詰め込んで詰め込んで、そして許容量を越えて頭が爆発してしまえばそれでいいのに。たくさんはもう求めないからさ。

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