眠たげな猫の傍で

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眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

地元で生きていきたかった

地元に帰ってのんびりとしている。もともと僕は地元から出たくなかった。出来ることなら地元で就職してそのまま結婚して、老後も地元で暮らしていくんだろうと考えていた。それが私が送る平凡な人生なのだと信じきっていた。就活がうまくいかなくて、たまたま引っ掛かった会社に就職した。そこで実りのない研修を受けて、今の部署に配属されて、一回も満足感や楽しさを感じたことがなかった。むしろ、苦痛に顔を歪めることが多かったようだ。そりゃそうだろう、妥協して入った会社だ、努力してやらないとやりがいなんて仕事に見つけられない。否、そんなあまっちょろいことを考えながら仕事をしたつもりでいたからようやくそのつけがまわってきたというところだろうか。もう限界がきていた。それが本当に限界だったのか、人によっては「そんなんでくたばるなんて甘い」と一蹴されるかもしれないが、私にとってはもうだめだったのだ。いろいろな手続きをして、地元に戻ってきたときに、「もう、仕事のことについて考えなくていいんだ(ほんの少しの間だけど)」ということにとてつもなく安堵した。とにかく休んだ。ただ布団の上でごろごろしていると気分が塞ぎこんでくるので、外に出て美味しいものを食べて、カラオケにいって大声で目一杯歌って、たくさんの本を買って、とにかく文章を読み続けた。ほんとは一週間ぐらいこうしてのんびりとしていたいが、それをしてしまったらもう社会復帰出来なくなってしまうんじゃないかと不安になっているので、とにかく今の会社にけりをつけるために上司と話し合いをすることにした。今こうやって落ちついた頭で考えてみると、今ここで会社を辞めてしまうのは早計なのではないか、まだ自分の可能性を試しきれていないんじゃないか、余所に行ったとしても同じようなことで悩まされて、辞めなければよかったと思うんじゃないかという考えがぼんやりと浮かんできて「辞めたいけど辞めたくない」ような気がしてきた。さて、私はどうすればいいのでしょうか。

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