眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

もう一度生まれ変わる

初めてライブに行ったのが今でも忘れない、2011年4月10日にZepp Nagoyaであったthe pillowsの「HORN AGAIN TOUR」であった。それまではライブとはならず者がはびこる危ない場所という固定観念が誰かによって植え付けられていて、そこに着の身着のままでいくなんてとんでもないと思っていて、好きなバンドのライブが行ける範囲内にあっても行かなかった。行くという発想がなかった。なぜこのライブに行ったのかというと、元々は行く気はなかったのだが、兄が大学進学の御祝いにとわざわざ買ってくれたので、行かないのは兄不孝だろうと思ってのことだ。今では正直そのときの記憶はほとんどないが、アルバムの一番目の曲が流れたときに、「おっ」となって、生で聴くとCDとは違うんだな、すげえ迫力あるなあと馬鹿な感想を抱いた。いつも聴いているバンドのメンバーがいま「そこ」にいるというのは奇妙な体験であった。

 

それからはぽつぽつとライヴに行くようになり、「JAPAN」なんて雑誌を毎月買っては必死に読んだりして、いまどんな音楽が流行っているんだろうと研究をした。あの頃は本当に熱心に音楽を追っていたな、純粋に楽しんでいたなとふと思い出してしまうほど、今は音楽を聴くということが手垢まみれになってしまったと寂しい気持ちになる。初めて聴く曲でも「あのバンドのあれに似てるな」なんて邪念が浮かんで、曲に集中することが出来ない。どうしても昔よく聴いていた曲ばかり聴いて、新しいバンドに挑戦してみようとする気分が沸かない。ライヴに行っても、学生の頃は終止跳び跳ねていてもそんなには疲れなかったのに、今そんなことをしたら明日の仕事に差し支えてしまう、なんて考えてセーブしてしまう。情けない話である。音楽に一番純粋に向き合っていたあの頃に戻ることはもうできないのだろうか。先月から週一で行っていたライヴもそこまでは行かなくなって、それでも特に物足りないといった気持ちはなくて、逆に休日をゆったりとすごせることに喜びを見いだしていて。来年は休日にヨガでもしながらハーブティーでものんで、ボサノバを聞いてウクレレの練習をしてたりして。それはそれで別に構わないけど、どうしても寂しいと思ってしまう自分がいるのでした。

 

THE NOVEMBERS と髭のライヴに行こうか迷ってます。あとはトリプルファイヤーのワンマンも観たいです。平日にライヴやるのはやです。以上です。

 

 

HORN AGAIN

HORN AGAIN

 

 

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