眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

子供時代

いつだって弱虫でいたいんだ

私は引っ込み思案な子供だった。今も引っ込み思案なところは治っていなくて、もうこれでいいかこれで生きていくかと腹を括り始めている。とにかく自分を出すことができなかった。特に言語を使ってなにかを表現するのがどへたで、それは今も治っていない。そ…

妄想少年

とにかく妄想ばかりしている小学生であった。特に好きな妄想は「もし自分が○○のトップの座についたら」といったもので、それは時期によって様々な形に変わった。あるときは音楽界の最前線で旗をおもいっきり振っていて、それに呼応するように世界各国のミュ…

放送委員の憂鬱

小学生高学年の頃、放送部で昼の休みとかに全校生徒にどうでもいいことを話していた。例えば学校のクイズと称して、「○○先生の好きなものはなーに?」であるとか、「この学校で一番年齢が高い先生はだーれ?」とか、ほんとくだらないことを垂れ流していた。…

ゲームセンターは敗北者が集う哀しき迷路

小学生の頃、毎日のようにゲームセンターに通って時間を無駄にした。他人がやっているクレーンゲームの悲しい末路を眺めたり、暇そうに口を半開きにした老人を哀れんだり、増やしたら増やしたぶんだけ虚しくなるメダルゲームをちまちまとやったりしていた。…

始まったけれどぬめっとしている

室内でぬめっと弁当を食べていたら小学生時代の給食の時間を思い出した。あの頃の記憶は過去というフィルターを通して綺麗になっているから、結構やなことがあったと思うんですけど今振り返ったらいいことたくさんあったなあ、なんて。そんなことを思いなが…

寝不足だって言ったじゃないか

中学生だった頃、同じクラスに本をよく読む女の子がたくさんいた。本を読むということが一種のおしゃれにでもなっていたのだろうか、あの頃も今も私はぼーっと生きているのでその辺の水面下での心理戦は皆目見当がつかないが、教室を見回すと本と向き合って…

くもんしき

小学生時代はモテた。あの時期は足が速いとか、動きが面白いとか、そういった目で容易に認知できる特性が持て囃される傾向にあった。私は比較的運動神経もよく、言動も人と変わったことを好んで発しており、一年中半袖半ズボンというキャラを貫き通していた…