眠たげな猫の傍で
このまま何も考えることなくぼーっと座り続けていたらボケるな、と思った。今日は教育係の先輩は一日中外出していて、課長はお昼前にどろん、とんがりさんもお昼前にどこかに行ってしまって、私はひとりぼっちだった。退屈に退屈を重ね着した様な、そんなも…
一枚の手紙に翻弄された一生だった。その手紙には特別なことが書かれているわけでもないのに。誰が書いたか分からないその手紙は、高校生の時、私の机の中に入っていた。同級生の悪戯かな、と思ったそれは淡々と私のこれからのことが書いてあって、衝撃的な…
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